コンビ厨が語る 歴代恋愛ドラマベストコンビ

 

三十路半ばにして

突如アイドルのコンビに沼落ちした私だけど

もともと映画やドラマ、

中でも恋愛ドラマの主役コンビに

たびたび沼落ちすることがあった。

 

コンビ厨の序章として、

私がこれまでに沼落ちした

歴代恋愛ドラマ

ベストカップルを

ここに記しておきたいと思います。

 

 

「私の名前はキムサムスン」(2005)

 

言わずと知れた韓国ラブコメ史上の金字塔。

 

どんな恋愛ドラマもそうだけど、

主演の二人が見せるムードというのは

想像以上にドラマを左右している。

 

主役のキムソナとヒョンビンの相性の良さ、

この二人のムードも、

大ヒットの一因であることは

間違いない。

 

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最初は新人ヒョンビンの起用に

懐疑的だったというキムソナだけど、

第一話のテスト撮影を見て

「キャラについての把握が100%以上の人」と絶賛。

初回からこの二人の相性は最高だった。

 

キムソナの

天才的なアドリブ力と、

それに応えうる才能があったヒョンビン

二人のアドリブは毎回本当に愛らしく、

カップルそのものであって、

キムソナがヒョンビン

ヒールで殴るポーズをアドリブし、

ヒョンビンが飛び上がって後退るシーンは

ドラマのアイキャッチ(毎回流れるOP映像)にも使われていた。

 

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↑ガチビビりw

 

好きなシーンはたくさんあるけれど

済州島のハルラ山を登った後、

ホテルのシーンが大好き

 

これ以前のハルラ山シーンは、

キムソナの演技人生の中で

最も過酷な撮影だったそう

最悪の天候で雹まで降ってくる中

ヒョンビンに手を繋いで引っ張ってもらい

なんとか山を登り切ったらしい。

撮影部隊の一番後ろ、

ぐったりしているキムソナの

手を繋いで1時間(合計3時間の登山)。

主演の二人が

手を繋いで山を登っている世界。

むちゃくちゃ良い、、、笑

 

そんな山登り後のホテルシーンは

これまでより一層

砕けた二人のムードがあって

終始甘い空気が漂っていた。

特にヒョンビンが楽しそう。

この関係性からの、

ドラマ後半、

ヒョンビンの見せる嫉妬の演技を

ぜひ見て欲しい。

 

私は

愛の不時着より、

キムサムスン

 

ラストシーンは、

脚本になかったキスシーンが

キムソナ提案で追加されている。

歴史に残る、

素晴らしいラストシーンだった。

 

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セカンドバージン」(2010)

 

長谷川博己という大俳優を見出した恋愛ドラマ

 

しかしこの大俳優が、

後にも先にも、

こんなにヤバイ演技をしているのは

観たことがない笑

 

鈴木京香を観る視線の集中力凄すぎ。

ベッドシーンの後、

シーツから顔を出した長谷川さんが

鈴木京香に何か言うシーンがあるのだが、

なんて言っているのか

甘々すぎて、聞き取れない笑

 

多分もう、

カメラとか撮影とか

関係なかったんだろうなあ。

そう思えるほどに、

相手にがむしゃらにぶつかっている。

剥き出しの、

無名なのに、

無名だから?

できた、こんな演技を

長谷川さんができたのは、

ひとえに鈴木京香という

大女優への安心感によるところが

大きいと思う。

 

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↑ああ楽しそう……

 

それぐらい、

鈴木京香のどっしり構えた

受けの演技も素晴らしい。

 

男性俳優が

ブレーキを壊してもいいと思えるほどの、

存在感と安心感。

大女優 x 若手俳優

このパターンの撮れ高は保証されてる。

 

 

 

おっさんずラブ」(2016)

 

攻めの俳優、林遣都

受けの俳優、田中圭

奇跡のコンボ

 

突然ですが、

田中圭の手相をみたことがおありだろうか。

 

なかなかないレベルに

感情線がぶち上がっている。

感情線が上向きになっているということは、

それだけ感情の起伏が激しいということ。

 

つまり、感受性が人より

莫大なんだと思う。

 

田中圭林遣都

この二人の相性の

素晴らしかったところは、

まず、林遣都の演技力の高さであった。

 

緻密に計算された演技レベルの高さに、

感受性レベチ俳優、田中圭が立ち向かったのである。

 

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結果、どんなことになったのか。

 

林遣都演じる牧が、

別れを告げるシーンでは

涙する牧を見て

呆然とする春田(田中圭

と、台本では書かれているが、

ドラマでは一緒に号泣してしまっている。

 

私が好きなシーンは、

牧の家族と春田が一緒に食事をするシーン。

 

牧の妹が巨乳でロリという、

春田の好みドンピシャタイプで。

食事の団欒シーンで、

春田と妹が話すと、

牧が春田の手をつねるのだ。

これは完全に林遣都のアドリブで、

田中圭も痛い痛いとアドリブで言っている。

スタッフは、

牧くんまさか、妹に嫉妬している・・・?

激震が走ったらしい。

林遣都曰く、無意識とのこと。

すごい。

 

また、キスシーンで

二人だけの会話を挿し入れる

(音声すら拾っていない)

という、

顎が外れそうなアドリブも

初めて観せてもらった。

 

最終回、

キスシーンのくだりでは、

主演二人で話し合い、

スタッフにも内緒である演出を加えている。

 

以下、田中圭による解説(公式ブックより)

 

春田は性別関係なく牧を愛していた。

じゃあ気持ちが通じたその後に、

二人が求め合うのは、

当然じゃないか?

と思っていて。

ラストにようやく「牧が好きかも?」

という話なら、

それで終わりでいいんですけど。

今回はそういうラストではなかった。

だから、絶対に1話の

「巨根じゃダメですか?」を

回収してやろうと思って(笑)

普段、打ち合わせもリハーサルも

一切しない俺と遣都が相談して、

普通にやったら、

カットされるだろうなーと思い

二人でこっそり流れを決めました。

洗濯物を投げて戯れあってたら

牧のをうっかり触っちゃった俺が

びっくりして止まって

で、牧がドヤ顔で俺を押し倒して

「もう我慢しないって決めたんで」

ってキスして来る。

俺は、わざとキレた顔で

突き放すんだけど、

最後に

「・・・んなわけねーだろっつーの」

って言う。

そのシーンをどうしてもやりたくて。

ドラマを見てくれていた

みんなが思っているより、

一段も二段も

「春田と牧はちゃんと好きあっているんだよ」

って言うことが

伝わっていたらいいなと思います。

 

 

伝わってるから!!!!!!

ずっと十分、、

伝わってるから!!!!!!!!!!

全力で突っ込んでしまいました。

 

もう何も言えない。

生きているうちに、

こんなにすごいコンビはもう、

見れないかもしれない。

 

この先二度とないだろう。

そう思いながら、

一瞬一瞬の感情を

死ぬほど楽しんでいる、

二人の役者に天晴れだった。

 

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↑これは劇場版

 

 

 

このように、

私は恋愛ドラマの主演に顕著な

「相性の良さ」

を観るのが大大大好き。

 

ブコメは好きだけど、

特段恋愛ものばかり見ているわけでもないし。

たぶんストーリーというより、

役者の相性を見るのが好きなのだと思う。

 

恋愛バラエティも好きだけど、

田中圭や長谷川さんやヒョンビンみたいな、

「役者」という

凄まじい「感情お化け」から

発せられる、見たことない表情が、

特に好きなんだと思う。

 

こういった性癖?のある私が、

アイドルのシンメやコンビに

ハマっていくのは

ある意味、

至極当然なことなのかも

しれない、、、、

今はそう思います。